hm+architects の伊原です。

建築設計事務所への最初のお問い合わせは、誰にどのタイミングで行うのが良いのか判断しにくいという方もいらっしゃるかもしれません。

「田園都市建築家の会」では、住宅でも住宅以外の建築についても、ご計画内容がしっかりと定まっていない状況からでも、またご自身に合う設計者が誰か？定めていない方へも、お話をうかがっています。

仮に土地の購入前、または複数の候補地をお考えのタイミングでご相談があれば、まずは候補となる敷地を一度見させていただくなどして、その土地の持っている優位性や懸念事項について、できるだけ客観的な見方でアドバイスを差し上げています。

定められている建築法令制限、土地＋建築のご予算のバランス、クライアントのご要望と周辺との関係から予想される主な建築計画の可能性、作業等の見通しなどをお伝えしますと、大凡の方向性が共有できると思います。

ご希望のイメージと現実的な諸条件との調整をどのように解決していくのか、そのあたりが徐々に見えてきますので、次のステップが整理しやすくなると思います。

もちろん、敷地や建物へのご要望、ご予算を含めた諸条件が定まってからのご相談もお受けしています。当然ながら、設計ではその条件に合う、最適な案を探っていくことになります。

上記の、設計のお問合せのタイミングをいつにすべき？
という点については、実際のところ決まりがある訳ではありません。

設計を進めていくプロセスでは、一般に多くの調整事項があり、それらを一つ一つ解決していくこととなります。

そのため、計画地でどんな案が実現するのか？が最も気になるところですが、誰と一緒に計画を進めていくか？という視点で、信頼できる「設計者」を決めていただき、条件整理を含めた検討を進められますと、より充実した建築が実現していくと思います。

先日、少し遠隔地ですがご相談があり、一度敷地を見させていただきました。
そこから北側に見える景色が素晴らしく、特徴のあるフォルムの樹木が心に残りました。