こんにちは!宮﨑建築設計事務所 宮﨑です。
先日、機会があり田都会で進めている「荏子田の家」の外壁材の製材所に行ってまいりました。
採用予定の材料は国産のカラマツの外壁材です。
このように。近隣の山で採れた丸太を天然乾燥しています。
写真は、木取りの仕方のレクチャーを受けているところです。
(※木取り:一本の丸太からどのように材料を切り出すかの計画)
さて、ここで突然問題です!
Q.一本の丸太から実際に建築材料として使える部分の割合(歩留まり)は
どの位かわかりますか?
答えは、60%程度だそうです。
この数字、高いと思いますか?低いと思いますか?
ちなみに国産のカラマツはクセのある材料なので、芯の部分は建材には適していないそうです。
また、外洋材(外国からの輸入材)を扱う超大手の工場の歩留まりは
20数パーセントだそうです。。。
歩留りを考えている時間があったら、多少おおざっぱでもどんどん材料を加工した方が割が良いという判断だそうです。
話を聞いた時は「え、60%程度しか使わないんだ!?」と思ったのですが
これらのことを加味すると、この工場は凄い努力をしていることになります。
なぜ、そのように努力をしなければならないかと言うと。。。
日本の林業が置かれている、厳しい現状があったのです。
少し話が長くなりますので、次回のブログで触れたいと思います。
宮﨑建築設計事務所 宮﨑俊行
弊社HPでも詳しく紹介していく予定ですので宜しければ
http://www.miyazaki-aa.jp/もご覧ください。
——————–こぼれ話—————————
お魚にも同じように歩留まりという考えがあるそうです。
可食率と呼ぶらしいのですが文字通り、一匹の魚の食べられる部分の割合ということです。
可食率60~65%ではアナゴ、カツオ、サケなどがあるようです。
やはりこの工場は、余すことなく材料を使っていることに。
ちなみに魚ではありませんが、カキやシジミは20数パーセントだそうです。。。
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