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【竣工報告】重度障がい者のための住まいプロジェクト「たまよんガーデン・コミュニティ」
2024.9.24
西村 巌

・設計:株式会社アトリエハレトケ 長崎 辰哉・峯村 悠司
・施工:かしの木建設株式会社(千葉市)
・担当ディレクター:西村 巌

先日、私たち田都会が4年越しで取り組んできた「重度障がい者の地域密着型の自立のための住まいづくりプロジェクト~『たまよんガーデン・コミュニティ』」(世田谷区玉川4丁目)が完成・引き渡しを迎えました。
同プロジェクトのオーナーである速水葉子さん(たまよんガーデン・コミュニティ代表)は、重度の障がいをもつ娘さんの介護経験を通じて、「重度の障がい者の自立支援をしたい。そして、障がい者が地域で普通に暮らせる社会の実現を目指し、まちに開き、溶け込み、地域住人のみなさんと繋がることができる場をつくりたい」という積年の願いをこのプロジェクトに注いできました。
すでに引っ越しを終え、ここで3名の重度障がいをもつ方が暮らしていきます。地域に溶け込み、心地よく、ごく普通の暮らしを実現してもらえるよう願うばかりです。
なお、建物の建築工事は終了しましたが、「たまよんガーデン」というだけに、これからお庭の造園工事も予定されています。4年の歳月で構築した関係者のみなさんとの繋がりをこれからも大切にしながら、側面からサポートしていきたいと思います。

●たまよんガーデンコミュニティオフィシャルサイト
https://tamayon.com/

●オフィシャルインスタ
https://www.instagram.com/tamayon2021/

1階のコミュニティサロン。左サイドには「みんなのキッチン」が配置されています。イベントやレンタルスペースとしての活用も予定しています
3人のご入居者が暮らすお部屋の中央には木の香りが心地よい「コモンラウンジ」を配置
コモンバルコニーに面した明るく、開放的な個室
2階の「コモンバルコニー」。多摩川の花火も楽しむことができます
オーナー住戸の和室からは、これから移植される桜や昔から大切にしてきた木々が四季を彩ります
「たまよんガーデン」はまちに溶け込み、外に開かれた地域密着型の住まいです
引き渡し当日。この4年間、心が折れそうになった時も支え合って乗り越えてきたプロジェクトメンバーです

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家づくりカフェ

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