写真は食器や家具などを扱う雑貨屋さん「pejite（ペジテ）」です。実は現在設計中の店舗併用住宅のお施主様のお好みの雰囲気ということでご紹介いただき、ご一緒してお店のある栃木県の益子まで訪れました。

室内は写真撮影禁止ですので掲載できませんが（サイトなどに多数アップされていますので探してみてください）店内に入った瞬間、気持ちが大きく揺さぶられました。大谷石の蔵を改装した、がらんとした空間があるだけなのですが、そのデザイン？、テイスト？というよりも「世界観」という言葉がしっくりきますが、それが詰まっている感じがして（お店で扱う商品、展示陳列の仕方なども含め）それはちょっとショックと言っていいほど…。このお施主さんとのプロジェクトは新築なので、正直どこまでこのような雰囲気が出せるかわかりませんが、少なくとも、普段使う仕上げや材料、設計手法などとは、最初からちょっと別に考えた方が良さそう、という認識は持つことができました。

コロナでなかなか出歩きずらくなってしまいましたが、やはり現地に訪れることは重要ですね。特にこのような世界観を浴びるには、実際に空間を体感することがマストで、画像や動画ではその数パーセントしか感じられないように思いました。ちょっと「このpejite、気になる」と思った方は、是非現地に行くことをお勧めします。