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部屋の境界を拡げるロフト
2023.7.17
先日、竣工したコーポラティブハウスの中のひとつの住戸のロフト空間をご紹介します。リビング空間と同じ少し高めの天井高さを有効に活用して、床から下1.5ｍまでは両側の部屋からそれぞれ使えるクローゼットとして、上部は個室側のベッドスペースとしています。
平面的には、少し床面積が小さかったために、ロフト＋クローゼットを部屋の境界とすることで、より空間を有効に使うことを考えました。
この住宅の小学生のお子さんには、このロフト空間を気に入ってもらえて、多くをその場所で過ごしているようです。
ロフトは今回のように、部屋の間の壁（境界）としたり、ＬＤＫの上部に配置したりと、コンパクトな家にちょっとした拡がりと楽しさを持たせることができます。ロフトだけをクローズアップして紹介することはあまりなかったのですが、住宅にロフト空間を、いろいろなかたちで組み込むことを、意外としているなあと改めて気づき、今回紹介させてもらいました。 スタジオエイト設計室 木内厚子
