庭屋一如(ていおくいちにょ)とは、庭と建物が一体となり、自然と調和した生活空間を指す言葉です。日本の住まいの伝統で、桂離宮や町屋の坪庭・奥庭などがその例として挙げられます。この言葉は、茶室・数寄屋研究の第一人者であった中村昌生氏(1927~2018)による造語です。(「AIによる概要(AI Overviews)」より引用)
これまで主室(主にリビングなど)から庭に大きく開放する住宅を何度も計画してきました。庭を囲ってコートハウス化し、プライバシーと開放性の両立!とか、庭に面する南面開口だけは極力大きくして、深い軒を付けるのが省エネ的にもGOOD!とか…。これを推すために色々な理由付けをしてきましたが、この「庭屋一如」という言葉を知ってから、より根本的なもの、DNAに刻まれた「日本人の心情」ともいうべきものが、そうさせているような気が今はしています。
写真は今年の夏に完成した「石庭のある家」。その中庭は割栗石や苔の築山をベースに、イロハモミジ、そして主役の景石が鎮座します。建築のテイストとしては決して和風ではないのですが、国家「君が代」の歌詞にもあるように、石や苔は時間の流れを可視化する象徴?ということも相まって、日本人はこういう空間に身を置くと、何となく落ち着くのかもしれません。
営業日・営業時間
10:00~17:00
定休日 毎週水曜日
年末年始 休業(HPでご案内いたします)
お問合せ先
TEL: 045-482-6140 FAX: 045-482-6141
e-mail info@denen-arch.com
〒225-0002
神奈川県横浜市青葉区美しが丘1-12-3 第7松美ビル201
[Google Maps で開く]
受信後田都会からメールを返信いたしますので、それをもってご来場予約の確定とさせていただきます。
当日などお急ぎの場合はお電話でご連絡ください。
TEL: 045-482-6140