自宅の新築やリノベーションのタイミングで家電製品を買い替える方も多いかと思いますが、その中でも冷蔵庫は、特にデザインや形を重視して選定するアイテムではないでしょうか。

キッチンのレイアウトは様々なバリエーションがありますが、冷蔵庫に関しては家族みんなが使うことが多いため、比較的出し入れのしやすい、部屋から目に付く場所に置かれることが多くなります。 今は内装の色調に合わせやすいよう様々な色の製品がありますので、冷蔵庫横に仕切り壁を設けたり、上部にルーバーを設置したりすることですっきりとした見た目とし、キッチンの一部として溶け込ませることも容易です。

しかし意外と見落とされがちなのが、前面パネルの形状です。多くの冷蔵庫は前面がラウンドしているため、スペース(特に幅)をピッタリに設定するほど冷蔵庫周りだけ凹凸となって、見た目に美しいとは言えなくなります。 そのためパネル(扉)の形状も気を付けて選定することをお勧めします。 そして将来の買い替えを考え、初めは幅が広めの機種を選び、それに合わせた設置スペース寸法とし、奥行きはやや多めに取っておきましょう。高さは、買い替え時に新調するものに合わせルーバーを調整していくのが良いかと思います。

写真は、家電量販店でも売っている冷蔵庫を、廻りに馴染ませ全体としてすっきりとした見た目となるように設計した事例です。