アトリエハレトケ長崎です。
台風15号に続き、19号においても被害を受け、日常を取り戻すために今この瞬間にもご尽力されている全ての皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
今年は夏の暑さが長く続き、秋は一体どこへ行った?と思っているうちに、未曾有の激しさを伴った台風の直撃が2度もありました。
台風が去ると同時に秋を飛ばして一気に冬が近づいた印象で、衣替えや冬支度が間に合っていないご家庭も多いのではないでしょうか?
不養生で風邪など召されぬよう、皆様くれぐれもお気をつけ下さいませ。
私の住まいでも、11月を待たずしてすでに何日か床暖房を使用してしまいました。
蓄熱式の床暖房のため、温度調整は細かく出来ない代わりに、床の表面25度前後の低めの温度で安定した環境を作ることが出来ます。
ウチの長男は猫くんですが、彼はいつでも快適なポジション取りに余念がありません。
普段はベッドの隅やソファ、私の椅子の座面などがお気に入りの場所ですが、床暖房を入れた途端この有り様(笑)
猫というよりもはやヒトですね・・・。本人は間違いなくヒトだと思っていることでしょう。
彼に倣って私も隣で床に寝そべってみましたが、そのまま1時間ほどウッカリ寝落ちしてしまいました。
さすが快適ポジション取りの名人(笑)まちがいない・・・。
こんな快適さも、それを下支えしてくれる「健全な家づくり」あってのことです。
田都会では、建築家が日々切磋琢磨しながら、家づくりの技術向上に取り組んでおります。
是非一度、私達の「家づくりカフェ」にお越し下さい。
そして皆様の家づくりについて、私達と一緒に考えてみませんか?
今回の台風のあと、汚泥掻き出しなどの復旧作業を経て、非常時にこそ日常を維持出来ることの大切さを痛感しました。
安心で快適な住まいづくりに求められる基本的な設計条件をいま一度振り返りながら、当たり前のことを当たり前に実現する「健全な家づくり」の設計技術をより一層向上して行こう。
田都会一同、そう強く決意しております。
明日5/3(木・祝)内覧会の「仙川の住宅」
ご提案当初からの模型も展示しています。
同じ敷地でも、暮らしのかたちは一つではありません。
1/1スケールの建物と模型を見比べて
想像を膨らませるのも内覧会の楽しみ方の一つかもしれません。
内覧会お申し込みは下記より受付中です。
【ご見学のお申込み・お問合せ】
下記の連絡先まで
①お名前
②ご住所
③ご連絡先
④ご来場人数
をお知らせください。
こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。
桜の季節も終わり、新緑が眩しい季節になりましたね!
「仙川の住宅」ももうそろそろ完成が見えてきました。
◆
今回は少し遡って全館空調について。
全館空調って何を基準に選べばいいの?
という方は、別に記事をアップしていますのでぜひそちらをご覧ください。
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「仙川の住宅」のお施主様が求められたのは
・花粉やPM2.5等、屋外の有害物質を室内に入れないこと
・清掃性の高い熱交換方式(自分でいつでも清掃できること)
・全館空調方式において、湿気・臭気発生源を含めた空気の流れをコントロールすること
でした
◆
先ず、建物内の空気を高レベルでコントロールする必要があったので、第1種換気を採用です。
次に、熱交換器には清掃性の高さ、湿度発生源も含めた換気計画の必要がありましたので顕熱交換器を採用しました。
空調機は、暖房と冷房を役割を分ける方式を採用。
暖房は下から暖める「基礎蓄熱全館暖房」を採用。
冷房は上から冷やす「ダクト式エアコン」を採用しました。
◆
基礎蓄熱式全館暖房+全館空調+熱交換器を採用した仙川の家。
屋外から取り込んだ新鮮な空気が、空調と一緒に建物内を廻り、排気ルート各所から回収されていく計画です。
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基礎蓄熱式全館空調は、家全体を余すところなく暖めてくれます。
特に良い点は
・輻射式で家の隅々まで暖かい風の無い暖房
・コンクリート躯体に蓄熱するため、作った熱に無駄が少ない
・家の床、壁、天井や家具などが温まるので、冬場に窓を開けても快適な暖かさを保持しやすい
・建物自体の木材も乾燥した状態を保持できるので、家が長持ちする
という点ですね。
注意点は
・蓄熱式なので、スイッチを入れればすぐ暖かくなる、切ればすぐに冷える、というものでは無いという点だけ慣れが必要
ということでしょうか。
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ダクト式エアコンは、主に人のいる場所に向けてダクトを回していきます。
断熱性・気密性を高めた外皮により、エアコンは各階1台で賄っています。
写真のように、エアコン、換気、暖気経路、それぞれの送気経路に合わせた、様々なダクトが設置されていきます。
◆
快適な全館空調を実現するには、「理想の住まい方」に合わせたフレキシブルな設計と、細やかな施工が必要不可欠です。
どこかのメーカーの全館空調パックではない、オーダーメイドの空調システムを一緒に作り上げてみませんか?
こんにちは、リツデザイン建築設計事務所の吉田です。
前回に引き続き、全館空調についての2回目です!
前回の全館空調って・・・その1はこちらから
(写真はBEリンクの基礎蓄熱式全館暖房を採用した現場、コンクリートに埋設される温水パイプが並んでいます)
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さて、換気方式は決まりましたか?
では全館空調を選んでいきましょう
◆
全館空調は、読んで字のごとく、家の中すべてを隈なく空調することです。
代表的な全館空調といえばヒートポンプ式の空調機、つまりエアコンですね。
空調機を天井裏等に仕込み、その風をダクトで各部屋に送り、ダクトで排気する、というのが一般的に全館空調機と呼ばれているものかと思います。
暖房も冷房もこれ一機で賄う方式、ビル等でも一般的に採用されている方式です。
ただこの全館空調、暖房も冷房も同じ方式でなくてはいけないわけではありません。
暖房は輻射式、冷房は対流式、などの組み合わせも可能なのです。
輻射式としては
・冷温水(またはオイルなど)によるパネルタイプ
・蓄熱式(コンクリート躯体やレンガなどに蓄熱します)
が代表的な方式と思います。
対流式もエアコンだけではなく
・空気集熱式(屋根で集熱するタイプが代表的)
・地中熱利用など
もあります。
これらを組み合わせて選ぶことになるのですが、そこで大切になるのはお施主様の「理想の暮らし方」になります。
これは人により本当に様々です。
・エアコンの風が苦手(逆に冷風が好きな方も)
・アトピー等があるから埃が立たないことが一番
・窓をよく開ける(逆に、全く開けたくない)
・ランニングコストを最小限にしたい
・イニシャルコストやランニングコストよりも、手軽さが大事
・新しい技術を積極的に取り入れたい
等々
一人一人のご要望には、それぞれに個人的な理由というものが存在していて、それは至極大切な実現すべきものと私は考えています。
◆
当たり前のことですが、冷気は下方に向かい、暖気は上方に向かいます。
この流れに逆らって空調を行うことは、快適性の低下やエネルギーのロス等の問題を引き起こす原因となります。
また、これは人の快適性とも比例していますよね。
足元ばかり冷えると不快ですし、頭ばかり暖まるとこれも不快です。
つまり、暖めるものは下に設置、冷やすものは上に設置することを心がければ、より効率的で快適な環境を実現できる、ということです。
具体的な空調方式の選択については、それぞれの建築家にご相談いただき、自分たちの求める理想の暮らし、を見つけてみてください。
もちろん私もご相談に乗りますので、お気軽にお声をお掛けくださいね
◆
リツデザイン建築設計事務所では様々な空調方法をご提案・実現してきましたが、一例として、現在施工中の「仙川の住宅」の空調方式をご紹介しています。
ぜひ以下のリンクもご参照ください
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