アトリエ秀の高橋です。2021年も終わろうとしております。私どもの今年の竣工物件の中に平屋の住宅がありました。約33坪（109平米）２LDKのコンパクトながらゆとりある住宅。それは今後増えるであろう一つの住まいのカタチであると実感しました。

この家はご主人が電動車椅子の生活を強いられる若いご夫妻（２月５日の私のブログ参照）が、独立を機にリゾート感覚で暮らすことを目指しながら、凡ゆる介護や支援にも対応すべく細部にまで配慮した完全バリアフリー住宅であります。

ところが、このコンパクトながらゆとりある空間を「豊かな暮らし」を念頭に細部にまでバリヤフリーの要素を施すことは正にユニバーサルデザインとなり～気持ち良さ＆使い勝手の良さも私たち皆が自然に共有できるのです。そしてこれは高齢者の終の住処として最高であることは言うまでもなく、コロナ禍で芽吹いてきた２拠点生活のセカンドハウスとしても、豊かな暮らしの実現を目指した結果、リゾートとしての別荘としても申し分ない住まいとなっていました。

日ごろ２世帯～３世帯住宅をはじめ、80坪～100坪を超える単世帯住宅の依頼も続く中、日本の将来を見据えると、このサイズの平屋のコンパクト住宅は究極であり、首都圏においても確実に市民権を得て増えるであろうことに疑いの余地は無いようであります。